家を建てるときの理想を実現

家を建てるときは、誰もができる限り理想の暮らしを実現できるように願います。しかし、家は家族が生活を行う環境であり、たとえ資金を出すのが世帯主一人だったとしても、その人だけの理想の暮らしでは家族は面白くありません。たとえば、父親は落ち着く和室に日本風の庭つき、母親は掃除が楽なシンプルな間取り、子どもはオシャレな外観と、それぞれが全く違う理想像を言い合うことはよくあります。それでは、誰の理想の暮らしを実現すればいいのでしょうか。その場合、家に対するお互いの希望を書き出してみると共通する理想像を見つけられます。家族同士なので、何もかもがかけ離れているわけではないでしょう。

家族の一致点が広いリビングだったとすれば、これこそが家族の理想です。リビングを広く取りたかったら、ほかの部屋を削ることも出てきます。玄関を少しこじんまりとさせたり、あえてリビングダイニングにして空間を広く見せたりといった工夫が必要になるのです。そうした工夫をしながら、家族全員の共通の理想を実現させます。その後は、家族がそれぞれ絶対譲れない希望を選択するのです。父親の和室や母親の掃除のしやすさ、子どものオシャレな外観など、お互いに一番譲れない部分が相反しなければ、理想の暮らしは実現できるでしょう。家族一人ひとりの理想の暮らしを、全て実現するのは至難の業です。まずは、家族で共通する理想を見つけ出し、それを実現させることから始めましょう。